GRADUATES卒業生紹介


臨床で活躍する卒業生を紹介します
氏名 太田 惠子
学科 理学療法学科
勤務地 遠州病院
氏名 鈴木 麻美
学科 作業療法学科
勤務地 ワークセンター ふたば
氏名 鈴木 真綾
学科 作業療法学科
勤務地 富士整形外科病院
氏名 久原 望未
学科 理学療法学科
勤務地 常葉大学リハビリテーション病院
氏名 大野 実沙紀
学科 作業療法学科
勤務地 多機能型事業所 むく
氏名 増田 明保
学科 理学療法学科
勤務地 名古屋共立病院
氏名 山本 梨花子
学科 言語聴覚学科
勤務地 西山病院
氏名 三嶽 侑哉
学科 理学療法学科
勤務地 聖隷佐倉市民病院
氏名 橋本 千佳
学科 作業療法学科
勤務地 豊橋市こども発達センター
氏名 伊藤 千紗
学科 言語聴覚学科
勤務地 天竜すずかけ病院
氏名 髙山 慶太
学科 理学療法学科
勤務地 聖隷デイサービスセンター三方原
氏名 真鍋 智美
学科 作業療法学科
勤務地 青年海外協力隊 (終了後根洗学園復職予定)
氏名 古橋 万莉子
学科 言語聴覚学科
勤務地 JA静岡厚生連 遠州病院
氏名 永田 有沙
学科 理学療法学科
勤務地 静岡済生会総合病院
氏名 橋本 晃典
学科 言語聴覚学科
勤務地 甲府城南病院
氏名 藤田 尚人
学科 作業療法学科
勤務地 浜松北病院
氏名 関 直哉
学科 理学療法学科
勤務地 静清リハビリテーション病院
氏名 生駒 菜桜
学科 作業療法学科
勤務地 聖隷リハビリプラザ いなさ
氏名 滝浪 綾乃
学科 言語聴覚学科
勤務地 浜松市リハビリテーション病院
氏名 遠山 柊介
学科 理学療法学科
勤務地 田上病院
氏名 甲斐 淳平
学科 作業療法学科
勤務地 浜松市リハビリテーション病院
氏名 飯田 衛
学科 言語聴覚学科
勤務地 浜松北病院
氏名 堀 雄介
学科 作業療法学科
勤務地 上林記念病院
氏名 笹本 郁美
学科 理学療法学科
勤務地 聖隷おおぞら療育センター
氏名 小池 礼
学科 言語聴覚学科
勤務地 聖隷三方原病院
氏名 吉澤 康平
学科 理学療法学科
勤務地 浜松市リハビリテーション病院
氏名 原 栄梨
学科 言語聴覚学科
勤務地 三方原ベテルホーム
氏名 宮本 善弘
学科 作業療法学科
勤務地 磐田市立総合病院
氏名 本多久美
学科 作業療法学科
勤務地 白梅ケアホーム
勤務分野 通所リハビリテーション
私は大学卒業後,医療法人社団白梅会に就職し,介護老人保健施設白梅ケアホームの通所リハビリテーションに配属になりました.通所リハビリテーション(デイケア)とは介護保険のサービスの1つで,在宅から通いながらリハビリテーションやレクリエーションを行い,心身機能の回復や閉じこもりの防止等を防ぎます.他に送迎・入浴・健康チェック・昼食などのサービスがあります. 当通所リハビリテーションの目的は仲間作りによる社会性の拡大,体操などによる身体機能の維持・拡大,レクリエーション等による心身の健康維持,介護者の休息,介護相談を挙げています.定員40名で6時間以上8時間未満の利用時間となっています.看護師,介護福祉士,介護職員,作業療法士,歯科衛生士といった多職種が同じ空間で働き,連携し合いながら利用者様やご家族様を支援しています.
私は学生時代に3か所の回復期病棟の臨床実習に行きました.トップダウンアプローチを展開している,クライエント中心の作業療法,作業に焦点を当てた実践等,回復期領域で作業療法を学んでいった中で私はある思いを感じるようになりました.それは「患者様が退院した後はどんな生活を送るのだろう」「その患者様のこれからの生活の中にこそ本当のニーズがあるのではないか」と思うようになりました.これがきっかけとなり,高齢期作業療法,地域作業療法に興味を持ち,“退院後の生活や今まで生活してきた環境の中でその人らしい生活が送れるお手伝いがしたい,支援していきたい”と強く思うようになりました.そして現在の職場に就職し,通所リハビリテーションで在宅生活を送りながら,その人らしい生活が送れる支援に携わっています.
当通所リハビリテーションでは送迎をしており,職種関係なく,作業療法士も運転業務を行います.初めの頃は運転に対し不安で緊張する事が多くありましたが,現在はそれらを克服し,利用者様と談話しながら楽しく運転するようになりました.送迎するメリットとして,利用者様のご自宅に行く機会が多く,ご家族様の介護状況やどんな生活環境かを把握する事が出来ます.支援するにあたって生活状況を知る事はとても重要で,自分の目で確認することで具体的な支援方法を見出し,アプローチ方法のヒントになるので私は積極的に送迎に出向いています.
当通所では主に認知症,内部障害,脳血管障害等の疾患を持つ利用者様がおり,特に認知機能の低下が進行し,意欲低下を引き起こし,引きこもった生活を送る方が多くいます.アプローチする上で「生活歴」を知る事はとても重要です.「生活歴」から馴染みのある,意味のある作業は活性へと繋がり,意欲向上や残存能力を引き出せる事が可能になります.それだけでなく,その作業が人柄やその人らしさを語り,生きがい,役割や他者との繋がりへと変化していく事があります.支援していく中でその変化を目の当たりにして,改めて作業を用いる“作業療法”の魅力というものに毎回驚き,大好きになっています.
氏名 江間崇人
学科 理学療法学科 2008年卒業 1期生
勤務地 聖隷浜松病院
勤務分野 急性期病棟
私は大学を卒業後、聖隷事業団に就職し、聖隷浜松病院の配属となりました。。当院の特徴としては744床のベッド数を持つ急性期の総合病院で、関東地区以外で始めてJCI(国際的医療機能評価機関)認証を取得した病院です。理学療法士は内部障害、中枢、運動器の3つのグループに分かれていて、疾患別に対応しています。新人の頃は各グループを一定期間ローテーションで経験します。そして、ローテーションで各グループを経験した後に専門的な分野に進むことになります。 現在私は整形外科疾患の中でもスポーツ整形外科、足の外科の理学療法を主に担当しています。スポーツ整形外科では、スポーツ復帰を目標とする方が多く、急性期から競技復帰までのリハビリテーションに携わっています。現在は新たに日本体育協会公認のアスレティックトレーナーの資格を取得し、実際にスポーツ現場でのトレーナー活動を行なっています。
整形外科疾患の理学療法は、急性期では受傷部の状態、手術侵襲による患部への影響、術後の時期に合わせてリスクを考慮して行ないます。また、患部へのアプローチに加え、患部外のトレーニングも行ない、急性期以降では競技復帰に向けて段階的に動作訓練を行なっていきます。復帰までに長期間を要する疾患の場合にリハビリテーションに対するモチベーションを保つことが難しいため、目標を明確にして安全かつ早期に復帰を目指すこと、選手がチームから離れすぎてしまわないことを意識しています。そのためには、主治医、監督、現場のトレーナーなどと連携を図り総合的にサポートしていくことが大切です。
理学療法を行なう中で痛み、動作不良などの問題が出て順調にリハビリテーションが進まず苦労する事もあります。そのような問題が発生した時に、根本的な原因を解決せずに動作を拡大していくと再受傷、他の障害が発生するリスクがあるだけでなくパフォーマンスの向上も見込めません。例えば足関節捻挫後機能障害が残存したままスポーツ復帰をすると、足関節捻挫の再受傷のリスクの他にも膝や腰など他部位に疼痛が発生する場合などです。そのため安全かつ早期復帰をするために、問題に対して常に評価、考察をするよう心がけています。受傷前以上のパフォーマンスで競技復帰している選手を見ることが私の喜びで、仕事に対するモチベーションとなっています。